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三十八億年前に水中に生まれた単細胞から・・・

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上野の国立科学博物館で『生命大躍進展』が開催されていた時があった。
それをもとに書かれていた、藤尾秀昭著『小さな修養論3』【致知出版社】を読み心に響いた。以下に要約する。

三十八億年前に地球の水中に生まれてた単細胞生命が人類になるまでに、三回の大躍進があったという。

第一の大躍進は5億年間。生物が目を持ったことである。

地球に誕生した生命は、三十億年以上もの相田、単細胞生命のままだった。
約5億年前、なぜか遺伝子が4倍になり、余分の遺伝子が新しい機能を進化させ、複雑な形をした目を持つ生物が突如現れた。
その代表格はアノマロカリスというエビのような形をした体長1メートルほどの肉食動物。
高性能の目を武器に獲物を巧みに捕らえた。
よく見える目の獲得は生存競争における優位性の獲得であったのだ。

第二の大躍進は、哺乳類が胎盤を獲得したこと。

胎内で育てることで赤ちゃんの生存率が高まったのである。
どうして胎盤を手に入れることができたのか。
1億7千年前、その頃の哺乳類に協力なレトロウイルスが流行した。
多くは命を落としたが、生き残った哺乳類の体内でレトロウイルスが生殖胎の内部に入り込みウイルスの遺伝子が組み込まれ、胎盤ができたのだという。
ウイルス感染という逆境が生命を進化させたのだ。

第三は、哺乳類が大脳新皮質を獲得、脳が大きくなったこと。

脳の形成に働く遺伝子にはアクセルとブレーキの役割をするものがある。
哺乳類は一時的にブレーキ遺伝子が故障し、それによって脳細胞が増殖、大脳新皮質が形成される要因になったという。
遺伝子の故障という不慮の事故で、人類は言葉と知性を獲得したのである。

こう辿ると、信じられないような偶然が積み重なって生命は進化してきたように思えるが、そこに一環して流れる宇宙意志のようなものを感じずにはいられない。

私たちは限りない宇宙の恵みの中に生きているという思いが胸に迫ってくる。

私たち一人一人の生命は無数の奇跡によって織り成され、いま、ここにある。

そのことに思いをはせ、自らの生を全うすることこそ、すべての人に課せられた使命なのではないだろうか。

<参考引用文献>
藤尾秀昭著『小さな修養論3』【致知出版社】

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