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遠慮とは

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遠慮とは、遠きを慮(おもんばか)ることである。

【遠き】には二つの意味がある。

時間的な遠い将来と空間的な広がりである。

よき人間関係を保つにも遠慮は必要で、そのために祖先は礼という規範を作った。
時空間の遠きに思いをはせ、人に対しては言動を控え目にする。
それができる人を大人という。
子どもは遠田よを知らない。
礼をわきまえない。
つまり、遠慮を知らず礼をわきまえない人は、肉体的には大人であっても精神的には幼児性の域を脱していない人、ということになる。

心したいことである。

いま・ここ・自分の都合だけでなく、遠い将来に思いをはせ、彼方此方(かなたこなた)を慮る。

そういう父祖の営みがあることによって、私たちはこの時代の繁栄を生きていることを知らなければならない。

学識の人、小泉信三氏の言葉に次がある。

『日本の国土は自然におって与えられたものではない。長い年月の間に我々の祖先が手を加え造りあげ、我々に伝えてきたものである。土地の開墾、耕作、道路、橋、ダム、港湾・・・有形のものばかりではない。宗教、道徳、制度、風俗、学問、芸術、そのすべてを含む日本の文化。これこそ我々が祖先から受け継いで子孫に伝える最も大切なものである。』

私たちの住む世界は父祖たちの遠慮の賜なのである。

<参考引用文献>
藤尾秀昭著『小さな修養論3』【致知出版社】

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