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教師が知っておくべき知能検査の基礎知識

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WISC-Ⅳには4つの指標がある。

言語理解:言語の理解力・表現力

知覚推理:視覚情報の理解力・推理力

ワーキングメモリー:聴覚情報を一時的に覚えて、引き出す力

処理速度:単純作業を進める力・目と手の協応動作

この4つの指標を、さらに2つのカテゴリーにまとめることができる。

言語理解・知覚推理→思考力

思考力とは、狭義の知能に当たるものであり、学習活動やコミュニケーションに必要不可欠なものである。
例えば、教師の口頭説明の理解、板書内容の理解、文字の形の把握、教科書の記載内容の理解(読解)などに必要な力になる。
コミュニケーションにおいても、場の空気を読む、相手の言っていることの理解や表情やしぐさの読み取りなどに必要な力。

ワーキングメモリー・処理速度→適応力

適応力とは、もっている思考力を人前で状況に応じて発揮するために必要な力のこと。
例えば教師の口頭指示を少しの間覚えておく、授業時間内に板書を写し終えることなどに必要な力である。
この力が弱いと指示を覚えておけない、モタモタして時間内に板書を写し終えないことによる叱責や失敗体験を積み重ねてしまうことになる。
思考力は保たれているが、適応力が弱い場合は『分かっているのに(努力しても)できない=人前で発揮できない』状況下に置かれ、自己肯定感の低下を招くことにつながる。
教師は『できない=分かっていない』と思いがちになり、子どもの能力を低く見積もってしまうことになる。

このような事態を防ぐためにもWISCの構成(全検査IQ・四つの指標・二つのカテゴリー)と視点を教師が知っておくことは必須である。

これは、子どもの支援のための正しいWISC活用の前提となる。

<参考資料>
『教育トークライン』2020年12月号 No.528【教育技術研究所】

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