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ABC分析(応用行動分析)を生徒指導に生かす

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ABC分析(応用行動分析)を生徒指導に生かす

応用行動分析の中で、ABC分析というものがあります。

人の行動は、

A=先行条件(Antendent)

B=行動(Behavior)

C=結果(Consequense)

の3つで決まっていると考える分析法で、

その頭文字をとったものである。

通常、人の行動にはその前後に、『行動を起こす原因(=先行条件)』と『行動の結果』が伴います。

例えば、『レストランで食事をする』という行動には、

A(先行条件)『お腹がすいた』

→B(行動)『レストランで食事をする』

→C(結果)『お腹が満たされる』

というA(先行条件)とB(結果)がついてくる。

そして重要なことは、

『行動は先行条件と結果を合わせて決まる』

ということ。

例えば、レストランで食事をしても人の反応は様々。

『おいしかった~』と満足する人もいれば、

『いまいちだったな~』と思う人もいる。

そして、結果によって『次の行動』が決まる。

結果が良ければ、次も同じ行動をとる可能性が高まる。

これを『強化』という。

結果が悪かった場合は、次は同じ行動をとる可能性が減る。

これを『弱化』という。

人は日々『強化』と『弱化』を繰り返して、行動が決まっていく。

これは子どもの行動も同様である。

・授業中に立ち歩く

・先生の言うことに反抗する

・休み時間が終わっても校庭で遊んでいる

など、先生の悩ます子どもの行動も『強化』と『弱化』を繰り返して生まれた行動なのかもしれない。

では、行動をどうすれば改善するのだろうか。

行動を変えるには3つのアプローチがある。

A(先行条件)へのアプローチ

これは、

『行動の原因を取り除く』

という方法になる。

例えば、『授業中に教室を飛び出す男の子』がいたとする。

その男の子の行動の前後には、

A『授業がわからない』→B『教室を飛び出す』→C『先生に叱られる』

というAとCがあるかもしれない。

その場合、先生がいくら叱っても『授業がわからない』という原因がある以上、どんなに叱って教室の飛び出しを『弱化』させようとしても行動は変わらない。

よって、先行条件である『授業がわからない』を『わかる授業』に変えることで、適切に授業を受けられるようになる。

また、授業を真面目に受けてくれれば先生も叱ることがなくなるので、行動と結果が同時に変わる。

授業を真面目に受けられるようになり、

先生がほめることが増えると、

『授業を受ける』という行動も強化される、

という正の循環が生まれる。

これが良い授業は万能薬と言われる理由である。

別の例として・・・。次回へ。

<参考書籍>
前田智行著『ユニバーサルデザイン学級への6原則』【教育報道出版社】

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