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『致知別冊「母」』より

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子育てを頑張るお母さんへのプレゼントにおすすめです!
『致知』から生まれた「子育てのための人間学」の決定版
『致知別冊「母」』より

皆さんは、この夏休みに、
いろいろな宿題をいただいていると思いますが、
私の近くの中学三年生の宿題は、
毎年決まっているんです。

それは、お母さんから、生まれた時のことを、
ずっとお聞きして、「おいたちの記」を書くというのが、
その中学三年生の宿題になってるんです。

ある年の中学三年の背の高い体格のいい、
いうことを聞かん、やんちゃ者がいたそうです。

 夏休みになった晩、

「お母さん、おいたちの記を書いていかんならんのや、
僕の生まれた時のことから話しとくれ」

お母さんは黙ってお仏壇のほうへ行ったという。
包みを持ってきました。黙って渡しました。

「何包んでんのや」

開いてみたら、まだ包んである。
次のを開いてもまだ包んである。

「何をたいそうに包んで、包んでしとんやろうか」

開いて、開いて、開いて、開いていきましたら、
最後に出てきたのが、爪だったといいます。

「何だバカらしい。爪なんか」

と言い返した時に、お母さんが、

「あんたが生まれてくれた時、
どんな子が生まれても、文句をいうてくとこなかったのに、
両手にちゃんと十本の指が揃っていてくれた。
お母さんはうれしうてうれしうて、
あんたの最初の十本の爪を、
お母ちゃんの宝物にして、大事にしてきたんやで」

とおっしゃった時、その中学三年の、
大柄の、いうこと聞かんやつが、

「お母ちゃん……」

いうて、お母さんの首たまにくっついて、
お膝の上にぽとぽとと涙を落としたところから、
そのおいたちの記がはじまっているんだと、
校長先生からお聞きしたことがあります。
いい夏休みをすごしたもんですね。
宿題のおかげで、このいうこと聞かん、
やんちゃ者が、このお母さんによって育てられてここまできた。

大柄な体でありながら、
小さい自分が大きなものに祈られている、
願われている、その中の自分であったということに
目覚めたということでしょうね。

 

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